Seikatsu-sha's Pens

誰も教えてくれなかった万年筆(1)では、万年筆のペン先の硬度(硬さ・軟らかさ)=ペン先のクッション性を決定する要因について触れました。ここでは、実際にどの万年筆が、どの程度、硬いか軟らかいか(クッション性が高いか低いか)を、生活舎が独断をもとに、万年筆のペン先の硬度を相対的に評価して表を作成してみました(初版2000年4月、改訂2003年5月)

前回からの変更点:そして今回の改訂では、万年筆の重さをたて軸に加え、万年筆のペン先の硬さと万年筆そのものの重さの関係を見ることができるよう工夫しました。

表の見方について:また、当表の作成にあたり、ペン先Fを基準に万年筆のペン先の硬さを位置付けています。

当然ながら、ペン先は、細いタイプよりは太いタイプのほうがより硬く感じますですから、この表での位置付けは、ペリカン800のペン先Fとウォーターマン・カレンの同じペン先Fを比較によってペリカン800よりカレンは硬いと言っているのであって、ペリカン800のペン先Bとペン先の太さの異なるカレンのペン先Fは、どちらが硬いかと言う議論はここでは言えないことを予め申し上げておきます。また、硬いとカリカリ、軟らかいとヌラヌラを混同する方もおられるようですが、カリカリやヌラヌラといった表現は、ペン先のポイントにおける『滑り性』を指すものでありペン先のポイントの状態やインクの流量、紙質、書き方等のさまざまな要因が複合して起るものです。ですから、『ひっかりを感じる⇒このペン先は硬い』といった短絡的な論理は成立しないことも併せて申し上げておきます。

そしてこの表から言えることは、

重いペンほどペン先が硬く、

軽いペンほどペン先が軟らかい



重いペンほどペン先が硬く、軽いペンほどペン先が軟らかい


という傾向がみられます。さらに万年筆をお選びいただく際に、

■自分は筆圧が強くペンを強く握りしめてしまうので、
 書いているとすぐに手が疲れるタイプの方

重くてペン先の硬いペン


■自分は筆圧をかけず、ペンを軽く持って、
 
サラサラと書くタイプの方

軽くてペン先の軟らかいペン

選びいただくことをお薦めいたします。

(※前回の表において、アウロラ88をペン先が非常に軟らかいペンとして位置付けていましたが、現在、アウロラ88のペン先はオプティマと共通となったことを受けて今回の表では位置を変更しています)

なお、この表は、かなり『エイ!ヤー』の感があり、万年筆に造詣の深い方にとっては、『あまりにも乱暴すぎる!』と憤慨される方もおられることと思います。生活舎では非難・中傷を拒みません。むしろ皆様のご意見をぜひお伺いしたいと考えています。


ペンまたは名称をクリックすることにより、商品へ飛ぶことができます。(2003年5月改訂)

万年筆 ペン先 硬度表
(03/5/11作成、5/22デュオフォールドの重量を修正しました)
当万年筆のペン先の硬度表は数値的な根拠に基づくものではなく、
生活舎の独自の判断によって感覚的かつ相対的な観点から作成したものです。
また、当硬度表の権利とその責任は有限会社生活舎に帰属します。

ペンまたは名称をクリックすることにより、商品へ飛ぶことができます。

ブランド名

寸  評

ペリカン#800-#1000
力を抜いてスラスラと書く方向き。ボディは軽い。ペン先は軟らかいためF以上がお薦め。万年筆通には大人気のペンだ。18金ペン先ロジウム装飾。ペリカンを見る)

ペリカン#300-#600
ペン先の硬さは中。ちょっと筆圧が強い方でもEFから使える。14金ペン先ロジウム装飾。

パーカー・ソネット
18金ペン先を使用したプルミエシリーズは買い得だ。軟らかいペンの代表。ソネット・プルミエは18金ペン先。パーカーを見る)

パーカー・デュオフォールド
ペン先は硬め。筆圧の強い方や日本語を書くのにお薦め。太軸のセンテニアルがブラックのみになったのが惜しまれるペンだ。18金ペン先ロジウム装飾。

ウォーターマン・リエゾン
ペン先は硬め。筆圧の強い方や日本語を書くのにお薦め。ルマン100/200の後継として98年に発売されて以来、大好評、ウォーターマンの高級ラインの代表的な万年筆となっている。18金ペン先ロジウム装飾。ペン先に厚みある。(ウォーターマンを見る)

ウォーターマン・レタロン
ペン先の硬さは硬め。ボディはズッシリと重く、威厳がある。18金ペン先。ペン先に厚みある。

ウォーターマン・カレン
ペン先は硬め。筆圧の強い方や日本語を書くのにお薦め。デザインが人気。18金ペン先。

アウロラ・オプティマ
ペン先はやや軟らかい。作りがしっかりして、インクビューに特徴あり。イタリアのデザインセンスの良さが感じられるペン。14金ペン先。アウロラを見る)

クロス・タウンゼント
ペン先はやや硬めズッシリとした重さを感じるペン。この重さがいいという方もいる。18金ペンロジウム装飾からステンレスまである。

ファーバーカステル・伯爵シリーズ
ペン先はやや軟らかい。作りやデザインが凝っており、その付近が<伯爵>の<伯爵>たる所以だ。18金ペン先ロジウム装飾。ファーバーカステルを見る)

カランダッシュ・レマン
ペン先はやや硬め。ボディはやや重く、作りのいいペンである。18金ペン先ロジウム装飾。カランダッシュを見る)


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